Kashwereのトラベルブランケット
ずっと欲しかったKashwereのブランケットをついに購入しました。
生地の肌触りに定評があるKashwere(カシウエア)はロサンゼルス発のライフスタイルブランドです。
アメリカブランドだけれどニューヨークに店舗はないので、オンラインで購入しました。日本よりかなりお手頃価格で$78!(日本では2万円以上します。)
よく飛行機に乗るので、機内で使うのに便利なトラベルサイズブランケットを。
全13色の中からMalt×Cremeというカラーをチョイスしました。
ミルクティーのような優しいベージュカラーです。ブランケットはベージュの一色で、ブランケットをまるごと収納できるポーチはベージュとクリームのコンビになっています。
自分のものを購入した際に、母へのプレゼント用にキャメルカラー(Camel×Cream)のトラベルブランケットも一緒に購入したのですが、こちらのカラーも温かみがあって素敵でした。
こんなふうにポーチにすっぽり入るのでコンパクトにまとまります。ポーチに収納した際の大きさはスーツケースと比べてこんな感じ。機内持ち込みバッグにも入るサイズです。(スーツケースはゼロハリバートンの90リットル)
トラベル用として購入したこのブランケットですが、とっても肌触りがよくて気持ちがいいので、普段はリビングで作業するときのひざ掛けとして使っています。使わないときはポーチに入れておけばイスやソファに置いたままでもスッキリ見えるし、小さいですがクッションにもなります。
洗濯機でお洗濯ができ、洗うたびにふかふか度が増していくと聞いたので、汚れを気にせず気楽に使えるのが嬉しい。
おうちでの作業時に、お昼寝の時に、旅行中の移動用として、たくさん使っていこうと思います。
日本のショップでは2万円以上するこちらのブランケット、楽天では半額ほどみたいです。
価格:10,290円 |
ノイエギャラリー
ある冬の晴れた土曜日に、ノイエギャラリーへ行きました。
Neue Galerie
(1048 5th Ave, New York,NY 10028)
ニューヨーク一の高級エリアであるアッパーイーストにある美術館で、20世紀初頭のオーストリアとドイツの美術品が収集されています。
映画に出てきそうなシックな建物。
入り口の扉も素敵です。
1階はカフェとミュージアムショップ、2階と3階がギャラリー、地下にはレストランがあります。美術館の入館料は$25で、カフェやレストランのみの利用は無料とのことでした。
2階のギャラリーにはアンティーク家具や絵画が美しく飾られています。美術館というより、立派なお屋敷の中にいるかのようです。
この美術館でのお目当てはクリムトの『アデーレ・ブロック・バウアーの肖像Ⅰ』。映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』でもこの絵画がモチーフとなりましたが、様々な歴史を経てこの美術館へ辿り着いたものです。想像以上に大きく華やかで金箔と銀箔で輝いていました。
まだ午前中だったからか、美術館に来ていたのは年配のご夫婦がほとんどでした。空いていたので、近くでじっくり観たり、ソファに座ってぼーっと眺めたりしながら、ニューヨークの一等地にあるこの静かな部屋が『アデーレ・ブロック・バウアーの肖像Ⅰ』の終の住処なんだと一人でしみじみと考えていました。
MoMAでは人気の絵は人だかりで、こんなにゆっくりとは観れなかったので贅沢な時間を過ごすことができました。
3階の企画展のお部屋を少し覗いてから、楽しみにしていた1階のカフェへ。
ギャラリーよりもカフェの方が混んでいました。この辺りに住んでいる方々がお茶をしにきているのかもしれません。
カフェもシックな内装でクラシックな雰囲気。
ここで食べたかったのはザッハトルテ。濃厚なチョコレートと軽いホイップクリームがとってもおいしい。
地下の休憩スペースには、ADELE IN AMERICAとタイトルがつけられた絵が飾ってありました。
2006年に『アデーレ・ブロック・バウアーの肖像Ⅰ』が正式な相続人へ帰還されたとき、あるオーストリアの小学校では一つの課題が出されたそうです。ベルヴェデーレ美術館でその絵をみて、ADELE IN AMERICAというタイトルで絵を描くこと。そして、肖像画がオーストリアからこのノイエギャラリーへ移されるとき、小学生たちが描いた絵もプレゼントされ今ここにあるのだそうです。
アデーレが飛行機でニューヨークに降り立ったシーンや、ニューヨークのアパートで暮らしていたりビーチで日焼けをしていたり、どれも自由で個性的です。
静かで落ち着いたギャラリーの帰り際だったのですが、可愛くてユニークな絵をみて、なんだか明るい気持ちで美術館を後にしました。
リル・シュル・ラ・ソルグ&フォンテーヌの泉|プロヴァンス旅ノート4
~A look-back on my trip 2019~
日曜日。いくつもあるプロヴァンスの村の中で一番楽しみにしていたリル・シュル・ラ・ソルグのマルシェへ行く日です。
今回の旅のスタートはこの本からだったこともあり、とっても楽しみにしていました。
この本の筆者さんが住んでいる村です。
リル・シュル・ラ・ソルグ(L'isle-sur-la-Sorgue)
アヴィニョンのホテルから車で40分ほどで到着。
ついてまずびっくりしたのはマルシェの規模。たくさんのお店にたくさんの人。この小さな町を囲んでいるソルグ川に沿って、隙間もないくらいぎゅうぎゅうにマルシェのテントが並んでいます。
かわいい雑貨やお洋服やアンティーク品などなど。
古本屋さんを見つけたら必ず絵本をチェック。普通の本屋さんでは出会えないような本や、前の持ち主の名前が書いてある本を見つけたりするのが楽しいのです。
マルシェが開催されている通りから少し離れると静かで穏やかな雰囲気。
川の中に耳のオブジェが。
このアンティークマルシェで見つけた小さなガラスのグラス。小さなお花を飾るときに使っています。白いカゴはリル・シュル・ラ・ソルグの雑貨屋さんで。
数時間、一生懸命に町中を見て回ってへとへとになったのでケーキ屋さんで休憩します。
(Jouvaud)
東京の広尾にもお店があるんだそうです。
美しいケーキ。
カフェスペースはこんな感じ。 雑貨屋さんの一角のような雰囲気です。
元気をチャージして次の村へ向かいます。
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine de Vaucluse)
リル・シュル・ラ・ソルグから車で15分ほど走ったところにある小さな村。ここにもソルグ川が流れ、水源の泉もあります。
きれいなグリーンの川は、水が流れる音が心地よくて濃い緑の匂いがしました。川の上流には泉があるとのことで登ってみたけれど夏なので干上がっていました。夏以外のシーズンだときれいな泉が見られるのだそうです。
シャトーヌフデュパプ(Chateauneuf-du-Pape)
そして夕方はワインで有名なシャトーヌフデュパプへ。ぶどう畑が延々と広がるのどかな道をのんびりドライブして向かいます。(ドライバーさんつきの車をチャーターしています)
ワイン屋さんが並んでいる通りでいくつかテイスティングしてからまずは白ワインを1本購入。
そのあとはドライバーさんのお知り合いの方が経営しているワイナリーを見せていただけるとのことでご自宅へ伺います。大きなぶどう畑のそばにレンガ造りの家があり、その家の一部がワイナリーになっていました。ワイナリーでのテイスティングはもちろん、ぶどう畑も案内していただけて貴重な体験ができました。ここでは赤ワインを1本購入。
夜はホテルのあるアヴィニョンへ戻り夕ご飯。魚介料理のお店で、ヒラメのムニエルとデザートにクリームブリュレを。
アルル&ユゼス|プロヴァンス旅ノート2アルル&ユゼス
~A look-back on my trip 2019~
プロヴァンスには電車が通っていない村や町もあるので、今回の小さな村巡りは車移動がメインでした。バスは走っているのですが、小さな村へ行くバスは一日に数本しか出ていないことも。今回は行ってみたいところがたくさんあったため、車をチャーターすることにしました。ドライバーさん付きの車をチャーターしたので、レストランでお酒を飲むこともできます!
今日は朝9時にホテルまで迎えに来てもらい、アルルとユゼスという町へ向かいます。
ドライブ中に見つけたひまわり畑。
アルル(Arles)
アルルは、ローマ時代の遺跡も残る賑やかな観光都市で、ゴッホがいくつもの絵を描いた舞台としても有名です。
例えば『アルルの跳ね橋』
今は使われていないこの橋がモデルだそうです。橋の脇にゴッホの絵の看板が立てられていて、見比べられるようになっていました。
私たちは昼間に行ったので、他に観光客が2組と、あとからツアーバスも到着していましたが、この辺りは時間によっては治安があまりよくないらしいので、個人で行く方は昼間の時間帯に行った方がよいと思います。
『黄色い家』
そして『夜のカフェテラス』
今はとても有名な観光地なので、絵のような静かな雰囲気ではなく周りにもたくさんのレストランやカフェがあり賑わっていました。
町の中心にはコロッセウム。
かわいいアイスクリームスタンド。
観光客が多いにぎやかな町でしたが、レストランやカフェがたくさんあり、カフェの店員さんはフレンドリーで、おみやげ屋さんもいくつもあり観光しやすい元気な町でした。
ユゼス(Uzes)
アルルの次に訪れたユゼスは、静かで穏やかで素敵な村でした。年配の方や家族連れが多くのんびりした雰囲気。
ランチはレストランのテラス席でガレットを。
ランチしたあとは、村をのんびり歩いてまわります。
素敵な本屋さん。
お店の看板がかわいい♡
こんな小道があちこちにあって、村のすみずみまで見て回りたい気持ちになります。
雑貨屋さんで手作りのラベンダーサシェを買いました。
明るい太陽の光が降り注ぐとっても素敵な村。プロヴァンスの中でも大好きな場所になりました。
アヴィニョン|プロヴァンス旅ノート1
~A look-back on my trip 2019~
2019年7月、南仏プロヴァンス地方の小さな村や町を巡る旅をしてきました。
プロヴァンスの中では大きな町アヴィニヨンに拠点を置き、さまざまな村や町へ日帰りトリップをします。
ニューヨークからのフライトだったので、オランダのスキポール空港でトランジットしフランスのマルセイユ空港へたどり着きました。マルセイユ空港からアヴィニョンまではタクシーで向かいます。ニューヨークを夜に出たので、フランスへ着いたのは時差もあってちょうどお昼時。ホテルに荷物を置いて着替えを済ませたら、さっそくアヴィニョンを散策してみます。
アヴィニョン(Avignon)
過去にローマ教皇庁が置かれていた影響で、イタリア美術や建築の趣が残る華やかな町。
(St Martial Temple)
ホテルのそばにあった教会。
到着してから知ったのですが、アヴィニョンでは毎年7月に演劇祭を町全体で行っているんだとか。1ヶ月の間ずっと町の広場や劇場や道のあちこちで演劇が行われるというおもしろいイベントで、この期間は観光客も多く盛り上がるシーズンだそうです。
町のあちこちに舞台のチラシが貼ってありました。
宣伝のためにストリートパフォーマンスをする方もいたりしてにぎやかです。
メインストリートはにぎわっていましたが、小道に入ると静かです。雑貨屋さんやカフェをのぞきながら散策します。
カラフルな石鹸屋さん。
この日は気温が35°Cと猛暑日だったので、ジェラート屋さんで一休み。マンゴーのスムージーは€5くらいでした。
(Amorino)
メインストリートのレピュブリック通りを進んでいくと大聖堂にたどり着きました。
(Avignon Cathedral)
このあたりはユネスコ世界遺産にも登録されている歴史的地区です。青空に白い建物が映えて眩しいです。
にぎやかなメインストリートと、迷子になってしまいそうな小道。地図は見ずに気が向いた方へ散策を続けます。
ランチしたお店の看板犬。おとなしくてかわいい子。
道にいきなりメリーゴーランドが。かわいい!
歴史的な雰囲気の残るアヴィニョンの町は、演劇祭の盛り上がりも合わさって、不思議な魅力のある華やかで芸術の町でした。
Morgenstern’s Finest Ice Cream
ニューヨークに数多くあるアイス屋さんの中でも抜群に人気があるのが、モーゲンスタンズ。
外まで行列していることも珍しくありません。
Morgenstern’s Finest Ice Cream
(2 Rivington St New York,NY)
NYのおしゃれエリアSOHOからも歩いて行ける距離にあります。
鮮やかなブルーが目立つ外観。
店内はこんな感じ。店員さんのコスチュームがレトロでかわいいです。
フレーバーは88種類!定番のバニラやチョコレートの他にさまざまなフルーツの組み合わせやコーヒーフレーバーがあります。
ニューヨークのアイス屋さんでは基本的に注文する前に試食をさせてくれます。どんなに並んでいてもみんなマイペースに数種類は試食してからオーダーするのがニューヨークスタイル。ですが、私は後ろに人が並んでいると焦ってしまうので、いつも試食はせずあらかじめ決めていたフレーバーを注文してしまいます。
この日は、ラズベリーライチとクリームブリュレ、あとはソルティッドキャラメル。
パッケージや店内の内装はモノトーンで統一されていてスタイリッシュ。でも昔のパーラーのようなレトロっぽさもあり絶妙なバランス。床のタイルまでおしゃれです。
88種類のフレーバーを全制覇することは難しそうだけれど、他のお店では食べられないような変わり種フレーバーも多いので、何度も足を運んでしまいます。
ロクシタンファクトリー&ルールマラン|プロヴァンス旅ノート5
~A look-back on my trip 2019~
ロクシタンファクトリー
いまはギフトの定番品ともいえるロクシタン。そのロクシタンの工場がプロヴァンスにあると知って、今回の旅行で絶対に行きたかった場所のひとつです。
滞在しているアヴィニョンからは、車で時間と少し遠いマノスク地方に工場はあります。
敷地内にポツンと置かれた黄色い自転車がかわいい。
ここでは工場内を見学できるガイドツアーが開催されているので、もちろん参加!
(事前予約は不要で入り口でガイドツアーに参加したい旨を伝えるだけでOK。ツアーは英語かフランス語か選択できます。工場内の写真撮影は禁止です。)
ツアーでは商品の製造過程を実際に見学しつつ、ブランドの成り立ちやこだわりを学びます。
ロクシタンでは本物の植物やお花を使って商品を作っていること、手作りの石鹸から始まったけれど今は60ヶ国で販売している人気のブランドになったこと。ブルキナファソの女性たちと協働して製品を作ることで彼女たちの自立支援をしていること、ロクシタンのシアバターは100%フェアトレードだということ。ロクシタンブランドが製品に込めた想いや成り立ちを知って、さらにロクシタンが好きになりました!
工場を見学したあとは、楽しみにしていたロクシタンショップでお買い物です。
店内のショーケースには、歴代のロクシタン香水が並んでいます。香水瓶がレトロで素敵。
エコバックを購入。限定なのかな?プロヴァンスらしいかわいい柄に一目惚れです。
ロクシタンとピエール・エルメ・パリのコラボ香水!私はルームフレグランスとして使っています。
ルールマラン(Lourmarin)
午後はルールマランという村へ。村は30分ほどで一周できるほど小さいけれど、雑貨屋さんやブティックがあちこちに。
地元の人がわんちゃんをお散歩させていました。
帰り際に見えたルールマラン城。